未完の教会として有名な、サグラダ・ファミリアですが、2026年に完成予定といわれるようになりましたね。
もっとも、コロナウイルス感染症の影響で工事が進められない時期がありますので、予定よりも後ろ倒しになることは想定しておかなければなりませんが…。
完成が待ち遠しい限りです。
今回は、独特な外観だけじゃないサグラダファミリアの美しさをご紹介いたします。
サグラダファミリア
サグラダファミリアは、スペインのバルセロナに鎮座しております。バルセロナのシンボル的な建築物です。特徴的な形と大きさが相まって、存在感・重厚感が桁違いです。
モザイクタイルなどを駆使した近代建築で有名な建築家アントニ・ガウディの未完の作品です。
バルセロナには、ガウディの作品が街中にあり、それらと合わせて2005年に世界文化遺産に登録されています。
サグラダファミリアといえば上の写真のような独特な外観が有名で、ご存じの方も多いと思います。ただ、ステンドグラスがふんだんに使われており、外観からは想像できないほど、中に入ると色鮮やかな世界が待っているのです。
ステンドグラス
日の光に照らされて、赤やオレンジ、黄、緑、青と…美しいステンドグラスが輝きます。もう圧巻です、ため息が出るほど美しい。
違う世界に来たような感覚になります。
光が入ったときに、どのように輝くのか、そこまで計算しつくしてガラスを配置しているというのですから、ガウディの才能がどれほどすばらしいものか、そしてガウディがこの教会にどれほど力を入れていたのがかわかります。
天井は高く、独特なつくりの柱がそびえ立ちます。
直線ではなく、優美な曲線を描いているのが特徴的で、他では見られないこの構造こそ、ガウディの才能を結集しこだわりぬいた作品の真骨頂ともいえるのでしょう。
美しい協会は世界中に多数存在し、どれも素晴らしいということは言うまでもありませんが、このサグラダファミリアにはそれらとは一線を画す、『ここにしかない美しさ』があると思っております。
塔に上る
サグラダファミリアは塔に上ることができます。予約が必要ですが、エレベーターで昇れます。
塔の上の方は非常に狭い空間ですし、観光客が世界中から来るためにかなり混雑しているので、ややあわただしい感じになりますが、しっかりと写真撮影もできます。
バルセロナの街並みが一望できます。
比較的新しく作られた箇所は色が違います。白っぽいですね。
それから足場が組んであったり機材があったりと、建築途中の今しか見られない風景や雰囲気を感じられます。
降りるときは、階段です。螺旋階段が長く続きます。
美しい彫刻の数々
壁面の彫刻が繊細で美しいです。その一つ一つに意味があります。
入り口付近の柱の足元には亀がデザインされています。
亀は『不変』を意味するのだとか。サグラダファミリアには、いくつもの動物が配置されているのですが、それらもすべてこだわりが詰まっています。
見学の際には、これらの動物を探すのも楽しみの一つです。
アクセス・チケット
バルセロナは地下鉄がありますので、移動は便利です。
『サグラダファミリア駅』がありますので、わかりやすいです。駅を出て周りを見れば、サグラダファミリアは見つけられます。観光客も多いですから、迷わず家けると思いますよ。
地下鉄は2号線または、5号線に乗ってください。
そのほかの観光スポットも、地下鉄などの公共交通機関を利用すれば便利です。
地下鉄は日本より断然わかりやすいと思います。(渋谷・新宿の乗り換えの方がよっぽど複雑…)
■場所
■公式チケットサイト
https://tickets.sagradafamilia.org/?lang=en
チケットはネット予約ができます。非常に込み合うので予約は必須です。
※現在は、コロナウイルスの影響で党に登れなかったり、入場できる日が限られています。
まとめ
サグラダファミリアは、ガウディだけでなくガウディの意思を受け継ぎ制作に携わった多くの職人さんたちの思いの詰まった、唯一無二の作品です。
美しく荘厳で、圧倒的な存在感はこの後何世紀にもわたり、人々を感動させ続けるのだと思います。
『一生に一度は行ってみたい』と思っておりましたが、いざ行ってみると、『また必ず行きたい』場所になりました。
コロナウイルスの影響で、しばらくは旅行は難しいと思います。早く海外への行き来ができるようになればと、祈るばかりです。
皆様も、どうかご自愛くださいませ。